カムカムエヴリバディはモデルの実話が連続テレビ小説となった!岡山の和菓子屋からドラマが展開する。

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毎回大人気となるNHKの連続テレビ小説ですが、

今回のモデルとなった実在した人物の実話なのです。

舞台はロケ地でもある岡山の商店街にある和菓子屋さんで、

日本でラジオ放送が始まった日に産まれた女の子が

ラジオ英語講座に出会い、さまざまな試練を乗り越えながら

明るい未来を切り開くという物語りなのだが、

昭和、平成、令和と3つの時代をラジオ英語講座と共に生きた

祖母、母、娘の3世代のヒロインの一世紀(100年)におよぶ

家族の物語が描かれているのです。

あらすじからご紹介することに致します。

カムカムエヴリバディのあらすじ

安子(祖母)、るい(母)、ひなた(娘)の三世代の女性達が

一世紀(100年)という年月を紡いでいく物語です。

3人は、恋に、仕事に、結婚に、自分らしい生き方を見出しながら

昭和・平成・令和それぞれの時代の試練を乗り越えていきます。

1925(大正14)年、日本でラジオ放送が始まった日に

岡山市内の和菓子店で生まれた祖母の安子は、

ラジオ英語講座との出会いがさまざまな試練を乗り越えながら

未来を切り開いていくのですが、

太平洋戦争(第二次世界大戦)など、苦労や試練が安子に舞い降りる。

その後、和菓子のあんこと、野球をテーマに物語が進んでいきます。

物語はヒロインリレー方式で展開していて、

安子の娘、るいの物語は、ジャズをテーマに昭和30年代の大阪から始まり、

るいの娘、ひなたの物語は、時代劇をテーマに昭和40年代の京都から始まる。

という、

地域も世代同様に京都、岡山、大阪と三ヶ所に及ぶのです。

三世代のヒロインは時代も活動場所もそれぞれ違いますが、

共通していたのが、三人のかたわらにはラジオ英語講座があったのです。

連続テレビ小説『ちりとてちん』でおなじみの

藤本有紀さんの脚本によるオリジナル作品で、

ラジオ英語講座とあんこと野球とジャズと時代劇をテーマに

実話を元に書き下ろしたストーリーとなっています。

カムカムエヴリバディのキャスト

橘安子:上白石萌音(初代ヒロイン)
1925年3月22日、日本でラジオ放送が始まった日、岡山市内の商店街にある和菓子屋「たちばな」で生まれる。御菓子司「たちばな」の看板娘で、あんことおしゃれが大好きなごく普通の女の子。ラジオ講座をきっかけに英語を学び始める。

橘算太:濱田岳
橘家の長男で安子の兄。家業である和菓子屋の修業をはじめるも全く興味がなく、何度も父・金太と衝突する。

橘金太:甲本雅裕
実直な性格で演芸好きな安子の父。御菓子司「たちばな」の二代目大将でお店のあんこの味を大切に守っている。

橘小しず:西田尚美
いつも家族みんなの幸せを願う心優しい安子の母。金太と一緒に御菓子司「たちばな」を切り盛りしている。

橘杵太郎:大和田伸也
御菓子司「たちばな」の初代大将で安子の祖父。職人気質で金太や職人たちには厳しいが安子にはめっぽうあまい。

橘ひさ:鷲尾真知子
しっかり者で頭の回転が早く、動じない安子の祖母。ひさのおしるこは絶品で御菓子司「たちばな」のあんこの原点である。

■雉真家の人々

雉真稔:松村北斗(SixTONES)
家業である繊維業を海外に展開させることを志す大学生。地元で有名な名家・雉真家の跡取りで英語が堪能な好青年。稔との出会いが安子の運命を動かしていく…。

雉真勇:村上虹郎
安子の小学校からの同級生で甲子園を目指している野球少年。兄の稔を尊敬している。安子へ好意があるのか素直に優しくできず、いつも何かと安子にちょっかいを出している。

雉真千吉:段田安則
岡山で雉真繊維を一代で築き上げた地元でも知られる実力者。跡継ぎの稔と一緒にさらに事業の拡大を目指している。

雉真美都里:YOU
稔と勇の母。良家のお嬢様育ちで気品があり、いつも華やか。息子たちを愛するがゆえに、安子にとって大きな壁となっていく。

村野タミ:西川かの子
雉真繊維を営む名家・雉真家に仕える女中。常に明るく雉真家の人々の日常を支える。

雪衣:岡田結実
雉真家に仕える女中。控えめな性格だが、よく気がつく働き者。とある理由から、安子に対して複雑な思いを抱くようになる。

■岡山の街の人々

柳沢定一:世良公則
こだわりのコーヒー、そしてジャズが流れる喫茶店「Dippermouth Blues」を営む。ジャズをこよなく愛し、海外のめずらしいレコードを数多く集めている。

柳沢健一:前野朋哉
喫茶店「Dippermouth Blues」を営む定一の一人息子。父とともに店を切り盛りしている。

水田きぬ:小野花梨
ちょっとクールでしっかり者でいつも安子を応援してくれる幼なじみの親友。御菓子司「たちばな」と同じ商店街にある豆腐屋「水田屋とうふ」の娘。

水田卯平:浅越ゴエ(ザ・プラン9)
御菓子司「たちばな」と同じ商店街にある豆腐屋「水田屋とうふ」の店主で、きぬの父。安子を温かく見守り、金太と一緒に地元商店街を盛り立てる。

水田花子:小牧芽美
卯平の妻で、家庭的でとても明るい性格。一緒に「水田屋とうふ」を切り盛りしている。

赤螺吉兵衛:堀部圭亮
御菓子司「たちばな」と同じ商店街にある荒物屋「あかにし」の店主。町内でいち早くラジオを入手していた。とにかくケチな性格から、周囲からのあだ名は「ケチ兵衛」。

赤螺清子:宮嶋麻衣
優しくてひかえ目な吉兵衛の妻。ケチな吉兵衛のいいところを知っていて、妻としてしっかり支える。

赤螺吉右衛門:中川聖一朗
吉兵衛の息子。たちばなの御菓子が大好物で吉兵衛と一緒によくたちばなへ。吉兵衛が感心するほどの冷静沈着なしっかり者。

■物語を彩る人々

平川唯一:さだまさし
終戦後まもなく放送されたNHK ラジオ英語講座「英語会話」、通称「カムカム英語」の人気講師。「証城寺の狸囃子(たぬきばやし)」のメロディーに「カムカムエヴリバディ」の歌詞をつけたオープニング曲が人々の心をひきつけ英語ブームを巻き起こした。

小川澄子:紺野まひる
安子が大阪で出会う主婦。ラジオで平川唯一の「カムカム英語」を家族みんなで聴くのが日課。ひょんなことから安子を手助けすることに……。

こわもての田中:徳井優
ある日突然、橘家に押しかけてくるこわもての借金取り。安子の兄・算太と何か関係している。

小椋くま:若井みどり
大阪の大学に通う雉真 稔の下宿先「おぐら荘」の大家。おせっかいな性格で、稔と安子の関係性を見守っている。のちの安子の人生を強く後押しすることに……。

神田猛:武井壮
帝国軍人。海軍主計中佐。雉真繊維の製品品質を高く評価し、取り引きをおこなってきた。戦争が近づくなか、雉真繊維にさらなる軍服の製造発注を依頼する。

ロバート・ローズウッド:村雨辰剛
進駐軍の将校。日本で英語が通じず困っているところを、安子に助けられる。ラジオ英語講座で英語を学んだ安子にとって、ロバートとの出会いが大きな転機となる。

引用:https://www.cinematoday.jp/

るい:深津絵里(二代目ヒロイン)

安子の娘として雉真家に生まれ、18歳まで岡山で育つ。

とある理由から“自分らしく自由に生きていきたい“と願い、

岡山を飛び出し、大阪へ。

ひょんなことからクリーニング店を営む夫妻と出会い、

住み込みで働きながら新しい生活を始める。

テキパキと仕事をこなす働き者で、すぐに店の看板娘となる。

一度こうと決めたら曲げない性格は母・安子譲り。

ひなた:川栄李奈(三代目ヒロイン)

安子の孫でるいの娘。京都の下町商店街育ち。

父親の影響で、時代劇が大好きで、侍に憧れている。

正義感が強く、弱きを助け強きを挫く清さが魅力。

やる気になるとがぜん燃えるが、地道な努力が苦手で三日坊主、

何をやってもうまくいかず挫折の繰り返し。

本人はいつも真剣なのに、ずっと自分の居場所を見つけられない

人生低空飛行な愛らしき女の子。

カムカムエヴリバディのモデル

連続テレビ小説、カムカムエヴリバディでその重要人物となるのは

さだまさしさんが演じる平川唯一さんなのです。

平川唯一さんは、戦後の『NHKラジオ英語講座』、通称『カムカム英語』の講師で、

番組テーマ曲『カムカムエヴリバディ』を作詩したのです。

しょ、しょ、しょじょじ♪で馴染み深い、

証城寺の狸囃子(たぬきばやし)のメロディーに乗って、

カム、カム、エヴリバディ♪の曲が始まると、

日本中の人がその明るい声に励まされたのです。

そこには講師の平川唯一さんの戦後の

重苦しい日本を明るくしたいという想いや願いが込められていたそうです。

そんな平川唯一さんの想いを背負い、

今の時代を生きる私達の未来をも切り開くパワーワードとなるようにと

願いを込めて、タイトル名を『カムカムエヴリバディ』としたのです。

※とても珍しく、異例の事だそうだが、

今回は平川唯一は実在モデル本人のまま仮名は使わずの登場となりました。

1902年、岡山県津川村(現高梁市)の農家の次男に生まれた。1916年に津川尋常高等小学校高等科2年を修了し農作業の手伝いをしていたが、1918年の16歳のときABCも知らないで、数年前からアメリカに出稼ぎに行っていた父を追って兄と渡米し、ポートランドで半年ほど線路工夫などに従事し、その後シアトルに移って日本人商店の店員として半年間勤務する。

1919年、17歳のとき英語を勉強するため高級住宅街の米人家庭にスクールボーイ(書生)として住み込み、スーウェド小学校に入学、ここを飛び級で進級して3年で卒業、ブロードウェイ・ハイスクール(現シアトル・セントラル・カレッジ(英語版))を4年で終えてワシントン大学に入学し、専攻を物理学から演劇に転じて、1931年には演劇科を首席で卒業して文学士となった。平川はこのような12年余の苦学生活について、子供時代に農家で苦労した身には、昼間は学校に行かせてもらい、帰ってから部屋の掃除をし、夜は夕食の片付けを済ませたら自由に勉強ができる生活は、「苦学というより楽学でした」と語っている。

大学卒業後はロサンジェルスのセントメリーズ・チャーチ(聖公会St. Mary’s Episcopal Church)の副牧師になって日米文化の伝達に努め、この教会で出逢った東京神田出身の滝田よねと1935年に結婚した。この頃、俳優としてJoe Hirakawaの名で『マダム・バタフライ』、『ダイヤモンド島の謎』等ハリウッド映画やパサディナ小劇場 (Pasadena Community Playhouse) にも出演。

1936年に帰国。NHKの英語放送アナウンサーに応募し、国際放送のチーフアナウンサーとして1945年の9月末に退職するまで8年間勤務した。太平洋戦争時には、米州部放送班長としてアメリカ兵に対する厭戦工作に携わった。また、終戦時には放送された玉音放送(終戦の詔勅)を英訳し、国外に向け国際放送でこれを朗読した。

1946年2月から5年間、平川はNHK第一放送で午後6時から15分間の「英語会話」を担当した。童謡「証城寺の狸囃子」の曲に載せて番組のテーマ曲“Come, Come, Everybody”を作詞し、このテーマ曲は国民的愛唱歌になった。平川は平均的な日本人家族の日常会話を題材とした。演劇人平川が連日深夜までかかって準備した毎週の寸劇は、当時の日本人の心情を伝える「家族の情景」になっていて、平川はこれを「英語遊び」として教えた。通常、語学講座は大学教員が兼務で担当するが、平川にとってはこの放送が本業であった。平川に届けられたファンレターは総計50万通に及び、日本の英語ブームの元祖火付け役となった。

引用:wikipedia

出展:wikipedia

まとめ

毎回話題になり、高い人気を集めるNHKの連続テレビ小説ですが、

今回のカムカムエヴリバディも現在の昭和人気にマッチしていて

懐かしい町並みや風景などは勿論の事、

実在した人物の実話となっていて

しかも異例の仮名ではなく本人そのものの実名でのドラマで

昭和、平成、令和のみっつの時代が舞台となっていることからも

幅広い年齢層にもなじむでしょうし、

リアルタイムでその時代を生きた人には懐かしい思い出と重なる内容も

ドラマには描かれていることなどからも

高い注目を浴びる事は間違いないでしょう。

毎回物語りの展開が楽しみですね。

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