昭和時代の服装は男性女性関係なくベルボトムを好んだ!

スポンサーリンク

昭和の時代に若者を中心に爆発的に流行ったベルボトム

その日本での人気は、1960年後半から1970年かけてです。

ベルボトムは膝から裾に広がったデザインで、

海外ではその形がベルに似ていたところから

ベルボトムと呼ばれるようになったと言いますが、

日本ではパンタロンとかラッパズボンとも言われていました。

ベルボトム発祥

ベルボトムはアメリカ海軍、水兵の制服が発祥だという事は

有名な話しのようで、後にヒッピーのファッション文化に定着されていき、

北米とヨーロッパで大流行となり、

それに並行して日本へも流入されたのだそうです。

生地はデニムが主流でしたが、後にデニム生地に加えて

コットンやサテンやポリエステルなどの生地でプリント柄などの

パンツと多岐に渡って広がりをみせるようになりました。

皆さんもご存知のミュージシャンで俳優のエルヴィス・プレスリー

ベルボトムを当時着用していたそうです。

このようにベルボトムの流行はジーンズだけでなく

徐々にパンツ全般に広ってスーツなどのスラックスや

トレーニングパンツなどにもデザインが取り入れられて

そのようなパンツがショップなどで多く売られるようになっていきました。

以前は皆が同じような服装をし、

その事で安心感を得ていただったようですが、

この頃からは自由な服装を各々がするという風潮に変わってきました。

そしてパリでピエール・カルダンイヴ・サンローランなどの

有名デザイナー達がベルボトムのシルエットのパンツを発表し

それを機にファッション界に流行をもたらしたのです。

ロンドンブーツ

皆さんは、ロンドンブーツと聞いたら真っ先に

お笑いコンビのロンドンブーツを思い浮かべるのではないでしょうか?

昭和の時代のロンドンブーツと言ったら靴のことなのです。

まさにベルボトムを身に付けたら

このロンドンブーツを履いて街に繰り出すというのが

若者達のステータスだったのです。

当時の人気がある芸能界の人達も沢山の人が履いていました。

GS(グループサウンズ)のアーティスト達をはじめとして

アイドルの人達も好んで履いていたものです。

ではロンドンブーツとはどんなものなのでしょう。

元々はイギリスのハードロックやヘビメタのバンドをしている

アーティストの間で人気があったファッションで、

かかとが高いデザインなので脚が長く見えて

スタイルが良く見えることから日本でも人気が出て、

先程も触れましたが、多くの芸能界の人気歌手たちがこぞって

取り入れたことから爆発的な人気となりました。

発売当初はかかとの部分のみが高かったのですが、

後につま先部分も厚みを増していって靴の底全体に厚みがある

厚底靴として女性にも人気が広がっていきました。

厚底靴は後に若い女性や女子高生や中学生などにも人気が出て

渋谷などでは多く見られました。

ヘアスタイル

この頃の流行の最先端だったヘアスタイルについても

触れておきたいと思います。

1970年代の昭和45年~に流行ったヘアスタイルは、

現在も同じだと思いますが、

影響力のあるその時その時に人気のあった歌手などの

芸能人や有名人を真似るというのが常でした。

当時の男性ですと、ファッションリーダーで常に流行の最先端を

走っていた沢田研二さんの影響からか

ウルフカットと言われるヘアスタイルが大流行しました。

ウルフカットは襟足を長めにしてレイヤーを入れるというスタイルで、

俳優さん達もウルフカットをしていて髪の長さを調整することで

個性を出して楽しんでいました。

このウルフカットは男性のみに関わらずに女性も

憧れの芸能人と同じようにして楽しんでいたのです。

その一方で、ウルフカットのような長髪とは正反対で

かなり短めのヘアスタイルも流行りました。

それは、健太郎カットと言われるもので、

歌手の清水健太郎さんがしていたものなのです。

当時流行っていたパンチパーマをアレンジしたようなスタイルで、

パーマをかけた髪の毛を短くカットし、

それまでは後ろに流していた髪の毛を前に流すと言うものです。

前に流す事でおしゃれ感が増して短いスタイルを好む男性は

こぞってしていました。

では、女性はどうでしょう。

それまでの日本では海外の人気女優がしていたヘアスタイルの影響から

短いショーカットが流行っていた傾向があったのですが、

この頃からロングスタイルが流行り始めました。

これはやはり当時大人気だった歌手の南沙織さんの影響だったのです。

南沙織さんは現在は有名な写真家と結婚して芸能界を引退していますが、

芸能界に居た時はさらさらのロングヘアを通し、

カラーリングもしていませんでした。

そんな南沙織さんへの憧れから多くの女性がロングヘアにしたのです。

後にはそこからアレンジした麻丘めぐみさんがしていた

お姫様カットも人気が出ました。

これは、全部ロングにしたスタイルとは違い、

サイドの部分を耳の下あたりで直角にカットして

まるで室町時代くらいの映画などに出てくるお姫様のような感じだった為に

お姫様カットと呼ばれました。

1970年の後半ではサーファーカットと言われるスタイルなども

流行りました。

まとめ

ファッションは何十年間かの時を経て

その人気は繰り返し巡りめぐると言いますよね。

2021年の現代、女性のファッションはフレアパンツが

人気になっています。

つい最近まではスリムなジーンズやパンツが流行っていたのですが、

この頃はスカンツと呼ばれるスカートのように広がっている

パンツでワイドなデザインが中心となっています。

もしかしたらベルボトムの変形で、

また近い将来、ベルボトムがこれから流行して

トレンド入りをして最先端ファッションとして

世間を騒がせるのかもしれません。

確かに時代は巡りめぐる‥

そんな気がしますよね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする